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スキャンの精度

3Dスキャナー(三次元測定機)の大きな利点である、高い測定精度。技術の向上によってもたらされた最新機器は、どれほどの精度を持つのでしょうか。

3Dスキャナーの高精度測定技術とは

3Dスキャナー(三次元測定機)がこれだけ普及したのは、その測定精度の高さ

精密な測定が必要になる製造業などでは、3Dスキャナーの普及は当然とも言えます。加えて、測定機の小型化・低価格化により、あらゆる分野での応用が急速に進みました。

では、3Dスキャナーの測定精度とはどれほどのものなのでしょうか。わかりやすく解説していきたいと思います。

3Dスキャナーの性能を理解するための2つのワード

3Dスキャナーの測定性能を理解するためには、「解像度」と「精度」という要素を理解する必要があります。

「解像度」とは?

まずは解像度。これは、どれくらい細かく物体の表面を検出できるかを示すもの。たとえば、Creaform社のGo!SCAN 3Dスキャナーの場合は、その解像度が最大0.2mm。これは砂粒くらいの大きさだと理解すればよいでしょう。

解像度0.2mmということは、砂粒くらいの細かい点まで測定機が検出できることを示します。かなり細かい粒まで検出できることになりますね。

「精度」とは?

対して精度は、測定によってつくられた3Dモデルがどれだけ測定対象に近いかを示すもの。精度が高いものほど、現実の測定対象に近いことを示します。

同じようにGo!SCAN 3Dスキャナーのスペックを見ると、精度は最高0.1mmとなっています。このスキャナーでつくられた3Dモデルは、大きくても0.1mmの誤差しかないことを示します。

もちろん、より高性能な製品なら、さらに解像度は高まります。同じCreaform社の製品では、0.06mmという超高精度でのスキャンができる3Dスキャナーもあります。ほぼ現実の物体と変わらないモデルがつくれると言っても過言ではありません。

>>精度で選んだ3Dスキャナー一覧はこちら

法人向けと個人向けの違いを理解する

3Dスキャナーは、機種によって大きく性能が違います。

制作・研究の現場で利用されるデータと、個人で楽しむ程度のデータでは、要求される品質が違いすぎるからです。

近年日本で普及している3Dプリンターにも同じことが言えますが、3Dスキャナーを選ぶ際は「目的にあったものを選ぶ」ことが非常に重要となってきます。

価格帯も数万円から数百万円と大きく幅がありますが、注視すべきはその機種が要求に答えられるかということです。 

今後はさらなる精度の向上も

3Dスキャナーの技術はさらに向上しており、ますます精度の高い測定が可能になっていくことが予想されています。

たとえば、2015年12月には、MIT(マサチューセッツ工科大学)が偏光フィルターを使った高精度なスキャン技術を発表しました。これは、既存のセンサーを使っても従来の1,000倍の精度で測定ができるという技術。これを応用すれば、スマートフォンに収まるサイズのカメラセンサーであっても、超高精度な3Dスキャナーを搭載することができるのだそう。

今後の3Dスキャナーはより小型化が進み、一方で精度もますます高まっていくことが予想されます。実物と3Dモデルの区別がつかなくなる日もそう遠くないでしょう。

精度で選んだ三次元測定機3選
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